行政書士と司法書士、
受験するならどっちがいい?

難易度は桁違い! 挑戦するなら行政書士から

行政書士と司法書士、試験に挑戦するならどちらの資格がよいのでしょうか?
どちらとも、受験資格は特に定められていませんので、学歴や年齢、
性別などに関係なく、誰でも受験することができます。
しかし、仕事の内容はもちろんのこと、試験のレベルもまったく違いますので、『どちらの方を受験すべきだ』などと、はっきり比較することはできないのですが…
私の個人的な見解としては(世間一般の見解とも一致すると思います)、
法律の勉強をした経験のない方なら、まずは行政書士試験から挑戦するのが妥当でしょう。

行政書士試験は、行政法や民法、憲法、地方自治法など7科目の法令と一般知識などから出題され、試験はほとんど択一式。しかも合格点は満点の60%となっています(法令科目、一般知識にもそれぞれ合格点が設定されていて、すべてを満たさないと合格とはなりませんのでご注意)。
直近10年間の平均合格率は10%以下となかなか低い数字なのですが、6割の得点が取れれば誰でも合格できるわけですから、それほど恐れることはありません。
行政書士試験なら、法律初心者でも勉強次第で短期合格を目指すことも可能なのです。

しかし、司法書士試験となると一筋縄ではいかないようです。
試験は筆記試験と口述試験の二つの形式で行われ、筆記試験に合格した人だけが口述試験を受けることができます。
筆記試験の出題科目は、憲法、民法、商法、民事訴訟法、不動産登記法など11科目もあり、午前と午後で合わせて5時間もかけて行われます。
多肢択一式問題のほか、実技を意識した記述問題も出題され、午前と午後の択一試験や記述試験、または筆記試験の総合点が基準点に達しない場合は不合格となります。
ちなみに、合格基準点は毎年異なりますが、平成21年度試験の基準点は、筆記試験の満点280点中、221点以上。実に8割近くも得点しなければ合格できない、ということになるわけです。
さらに合格率も3%程度と、難関試験であることを物語っています。
合格するためには、資格予備校の講座などを利用しながら2~3年程度の試験勉強が必要といわれていて、中には10年近くも受験生活を送っている人もいるとか…

実はこのサイトの筆者である私も、現在司法書士試験を目指して勉強中の身なのですが、司法書士事務所で補助者の仕事をしながら、まずは行政書士試験からチャレンジし、一昨年合格しました。
私は司法書士事務所で働いていましたので、少しは法律知識を身につけていましたが、たとえ知識ゼロの状態からでも、行政書士試験なら十分に勝算はあると思います。
私のように将来的に司法書士を目指す、という方にも、まずは行政書士試験からの受験をおすすめいたします。



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